X’mas チャリティーコンサート 2015/12/10

京都音楽家ボランティア基金支援のためのX’masチャリティーコンサートが、恒例ザ・パレスサイドホテルで行われました!
京都音楽家ボランティア基金とは、高齢の人や障害を持つ人など、普段なかなか自由に音楽を聞きに行くことができない人にもプロの音楽を届けたい、という想いで設立された基金です。市民の方のご寄付で、これまで介護施設や幼稚園、過疎地での演奏会が実現していますが、今後ももっと多くの場所に音楽を届けられるよう、少しでもこの活動の支援になれたらという趣旨でシリーズで開催しています。

第一部のタイトルは「クリスマスの雰囲気で」。
・戦場のメリークリスマス
・ザ・クリスマスソング
・カッチーニのアヴェ・マリア
・ホワイトクリスマス

など7曲、クリスマスにちなんだ曲が並びました。暖炉を囲んで家族団らんに花が咲くような、クリスマスの幸せな場面が思い浮かんでくるようでした。ハーモニカとバイオリンの鋭的な音は、きらきら輝く夜のイルミネーションのようで、対照的にギターとピアノの柔らかい音は、ぽたぽた降り注ぐ雪のようで、ソロでもハーモニーでも、本当に綺麗な響きでした。 どれもここで紹介したい素敵な曲ばかりですが、「ホワイトクリスマス」は、第二次大戦中、戦士の帰りを待つ家族を描いて作られた曲だそうです。まさに、祈りの銀世界ですね。

第二部は、「音楽のプレゼント」。

・星に願いを
・アメージンググレース~彼を帰して

この2曲は特別にピアノの池田さんの息子さん、陽一郎君が歌を披露してくれました。とっっっても優しい歌声で、「彼を帰して(レ・ミゼラブルより)」では思わず涙をぬぐっていたお客さんの姿がちらほら見られたのが印象的でした。

続いては、メンバーがそれぞれ作ったオリジナル曲のお届けでした。
ハーモニカ担当北村さん作曲の「カージナル」(赤色を意味するそうです)は、強く情熱的な生き方が伝わってくるような、アップテンポのかっこいいナンバー、ピアノ担当池田さん作曲の「長野発上高地行」は、上高地に向かう旅の高揚感を描いたナンバーで、初夏の大自然が迫ってくるような迫力がありました!ギター担当岡部さんの「Kanade~CURISE1985」は、親から子へ、そしてまた次の代へと、代々何かを残して受け継いでいく、という旅先で思った感情が歌われていて、人との出会い、繋がりの中の温かさ、柔らかい優しさが溢れていました。
この3曲が何かの情景を表した音楽と言っていいならば、バイオリン担当藤本さん作曲の「いにしえの光」は、目に見えない、観念的な世界を歌ったようでした。映画ベン・ハーの最初の場面から着想を得たということでしたが、キリストの誕生をお祝いするかのような冒頭と、その教えの希望を祝福するかのような中間部と、クリスマスにぴったりな世界を、届けてくれました。

クリスマスにちなんだ曲、というのをもう少し突き詰めて表現するならば、今日のコンサートの曲目は、どれも「祈り」がテーマにあるような気がします。誰かの帰りを待つこと‥それが友情であろうと恋愛であろうと宗教的であろうと、自分ではなく他の誰かを想うこと。祈りとはきっと、雪みたいに透明で、世界一綺麗な感情だと思います。そう意味で、今日のコンサートは、チャリティーとしてもクリスマスとしてもぴったりな演目だったのではないでしょうか。

どうか皆さま一人一人が、素敵なクリスマスを過ごされますように‥‥☆

(レポートby ちあき)
出演
ことねクローバー🍀
バイオリン 藤本信行
ピアノ   池田真夕里
ハーモニカ 北村サユリ
ギター   岡部あきら
ゲストヴォーカル 池田陽一郎

☆事務局から
当日は、平日にもかかわらず70名の来場をいただき、会場での募金とチケット売り上げ、岡部さんのグッズ売り上げからの募金を合わせて6万円の寄付をさせていただくことができました。
心よりお礼申し上げます。

お問い合わせ

演奏のご依頼についてなど、お気軽にお問い合わせください。