ヴォーリズ学園メサイア 2015/06/20

 ヴォーリズ学園で行われた記念音楽会に、京の音屋代表の藤本が指揮、音屋合奏団が賛助演奏という形で参加してきました。

 ヴォーリズとは米国出身の実業家で、多くの西洋建築物でご存知の方も多いかと思いますが、同時に熱心なキリスト教信徒であり、音楽への造詣も深かった人でした。そんな彼の精神や生きざまを受け継ぐ学校、ヴォーリズ学園の礼拝堂で開かれたコンサートの演目は、ヘンデル作曲の「メサイヤ」。
 合唱は、メサイヤ合唱団の方々で、過去数多くこの曲に取り組まれてきました。そして今回は特別に、近江兄弟社中学・高校の美術部員の皆さんが、メサイヤの各場面を表現した油絵を描いてくれました!曲の演奏の間、ステージの後ろに歌詞と共にスライドショーで表示される演出だったのですが、言葉(歌詞)と、音楽、視覚的映像が合わさると、メサイヤの各場面が、より重層的な広がりを持って、迫ってくるものがありました。この曲でおそらく最も有名なハレルヤコーラスでは、同じく近江兄弟社中学・高校の合唱部の皆さんが加わってくださり、とても綺麗な歌声を聴かせてくれました。
 最後は、このハレルヤコーラスと、ヴォーリズが作曲した讃美歌を会場の皆で合唱し、音楽会を締めくくりました。ハレルヤの箇所は、聴いているだけでも迫力がありますが、一同で歌うと、鳥肌が立つくらいですね!

 ヴォーリズ学園の生徒の皆さんが日々キリスト教の教えを学ばれている、歴史と由緒ある礼拝堂でメサイヤを聴くと、愛とは何か?と、この曲のメッセージに、思いを馳せたくなりました。会場にぴったりな、まさにメサイヤらしいメサイヤだったのではないでしょうか。
(レポートby ちあき)

お問い合わせ

演奏のご依頼についてなど、お気軽にお問い合わせください。