落語と弦楽四重奏の夕べ 2015/10/06

「落語と弦楽四重奏の夕べ」に参加させていただきました!
岡崎別院さんが毎年開催されていて、今年で何と11回目だそうです。毎回とても人気のあるイベントで、今年も会場はお客さんで一杯でした。
本堂に入りきれないほどで、縁側から立ち見で聴いてくださった人もたくさんいらっしゃいました。
それもそのはず、音楽と落語を両方楽しめるなんて、豪華ですよね。両方好きな人にとってはたまりません。

・アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク 第1楽章
・G線上のアリア
・チャルダッシュ
・星に願いを
・スウィングジャズメドレー
・坂本九メドレー
・もののけ姫
・海の見える街
・情熱大陸

どれもポピュラーな曲目だけあって、頷いたり、体を揺らしたりして楽しんで聴いてくださったお客さんの姿が印象的でした。特に最後の情熱大陸は、手拍子で盛り上がりました!

話が前後して恐縮ですが、演奏の前にご住職の方が開催の挨拶をされ、とても素敵な話をしてくださいました。
「赤い玉、黄色い玉、青い玉‥‥それぞれが、各々の色を放っている。青い玉は、決して黄色の光を出すことはできない。」
これは、弦楽四重奏にも当てはまりますし、普段の人間関係、社会の在り方にも言えますよね。同じ弦楽器とは言えども、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、この3つの楽器が異なる音域と音色を持っていて、互いに違うからこそ、こうして綺麗なハーモニーが生み出せる。今回は特に、ジャズやポップスが多い曲目だったので、弦楽四重奏でここまで出来るんだという新鮮さを感じられた場でもありました。
人間関係も言わずもがな。相手と違う自分、自分と違う他人を大切に認めてあげることで、お互いが輝けるのだと思います。落語のみならずご住職の方にも、ためになる話をしていただきました。

さて、好例の演奏後インタビューでは、「自分はいつも落語を目当てに来ているので音楽のことは何も分からないが、知っている曲ばかりで楽しめた」という声がたくさんありました。また「クラシックも聴いてみたい」と、今後の京の音屋のコンサートに興味を持ってくださった方もいらっしゃいました。嬉しい出会いですね♪
逆に、「いや音楽は普段聞くけど、落語って何だ?or久しぶりに行ってみたくなったなぁ」と思った皆さん!落語、本当面白いです。来年の10月は是非、岡崎別院さんへ足を運んでみてくださいね!

‥‥かく云う落語初心者の私は頭の回転が遅すぎて、今日聞いたお話の最後の「オチ」がよく分からず、これを書いている今も気になって仕方ありません‥‥‥‥誰か!解説してください((+_+))(笑)
(レポートbyちあき)

出演:
1stヴァイオリン 内藤ルミ子
2ndヴァイオリン 牧野貴佐栄
ヴィオラ 藤本信行
チェロ 齊藤まどか

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