メサイア チャリティーコンサート 2015/11/23

 毎年恒例の「メサイアチャリティーコンサート」です!
 障がい者自立支援施設NPO法人プエルタで行われる、音楽事業活動への支援チャリティーとして、開催させていただいています。

 メサイアは、「第1部 救い主生誕の預言と降誕」「第2部 受難と復活そして再来」「第3部 永遠の生命と救いの完成」の計3部で構成されていますが、全曲にわたって聖書の言葉で成り立っているため、幾分難解な部分もあります。そういう意味では、本番演奏前に、音屋代表であり本日指揮の藤本よりこの曲の解説があったので、少し聖書の言葉や曲の構成が、親しみやすくなった方も多いのではないでしょうか。昨年と比べて、この解説コーナーの時間にもたくさんの方が来てくださり、うなずいて聞いてくださっていました!解説は、言葉だけではなく歌や楽器での実際の演奏付きだったので、より場面が想像し易くなったのではと思います。
例えば、野原に天使が現れてキラキラしている場面、キリストが磔刑される残酷な場面、騒乱のざわざわした場面‥‥どの場面も、ヘンデルが描いた情景が絵画のように思い浮かんでくるようでした。アーメンコーラスに代表される第3部は対照的に、具体的な情景ではなく、復活、希望といった抽象的な中身ですが、単なる概念に留まらず、それらのエネルギーを本当に躍動的に感じさせるほど迫力ある演奏でした。順番が前後しますが、もちろん、この曲で最も有名なハレルヤコーラスでは、かなり大勢の観客の皆さまが起立して歌ってくださり、まさに「一体感」が響いていた瞬間でした。

 作曲家ヘンデル自身、病院や施設で何度もこの曲を演奏したと云われていますが、今日のコンサートでも、障がい者自立支援施設プエルタの学生さん達が出てきてくれました!
活動紹介や、生徒さん自ら音楽の授業で作った歌の合唱と、「きらきら星」のハンドベルの演奏を披露してくれました。メサイアの演奏を吹き飛ばしてくれるほど毎年感動を届けてくれますが、彼らの純粋で、真っすぐで、前向きな姿には、本当に学ぶものがあり、これを書いている今思い出してもまだ、心にぐっとくるものが残っているほどです。

 メサイアを聞くと、もうすぐクリスマスで、今年も終わりなのだなと感じます。皆さまにとって2015年はどんな年だったでしょうか。良い年だった人もあれば、大切な人を失ったような辛い出来事があった人もいるかもしれません。最後に歌われている復活や希望というテーマは、この場で私が平易な言葉で以て語れるものではないですが、それらが、観客の皆さま一人一人に伝わり、それぞれにとって意味を持ち、また明日から歩みだす力となりますように、いやきっとそうなるだろうと確信を感じられるほど、迫力ある演奏会でした。


出演
ソプラノ 柚木たまみ
アルト  西村薫
テノール 角地正直
バス   中田浩隆
指揮   藤本信行
合唱   京都メサイア合唱団
     大津メサイア合唱団
合奏   京の音屋合奏団

(レポート byちあき)

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